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牧会コラム

#134 「『幼児室』の備えのために祈りましょう」

教会は与えられた会衆の必要によって有機的な対応が求められています。使徒の働きには、初代教会の初期の取り組みのお話が数々記されていますが、6章では執事たちを立てる様子が描かれています。発端は、弟子たちの数が増えて、ギリシア語を使うユダヤ人とヘブル語を使うユダヤ人の間に摩擦が起きことです。それは、食事の配給に関することでしたが、奉仕を担っていた使徒たちが宣教の活動が忙しすぎて対応しきれなくなっていました。使徒たちはその解決策として7人の執事たちを立てて配給の奉仕を任せ、自分たちはみ言葉を述べ伝えることに専念するためこととします。このことを含め、初代教会の有機的な取り組みによって「神のことばがますます広まって」(使徒6:7)行ったと記されています。

 私たちの教会に今迫られている必要はなんでしょうか。一つには、狭く感じるようになった礼拝室の拡張を願い、計画を立てています。また、現在お借りしている教会の建物と周辺の土地を取得することも一つのビジョンとして描いています。そして今回、もう一つそのビジョンに加えたいのが「幼児室」です。乳幼児〜幼稚園までの子どもたちとそのお母さんたちが安心して居れる専有の空間が必要なのです。「幼児室」は、今現在教会にきている子どもたち、これから生まれてくる子どもたち、また、この先私たちが関わっていくだろう子どもたちのために備えられるべき優先順位の高いプロジェクトとして受け止め、早期の実現を切に願っていきたいと思います。ぜひ、教会一同がこのことに心を一つにし、主が必要を満たしてくださるように期待して祈りましょう。そして、教会の宝である小さな子どもたちを大いの祝福し、彼らの信仰の成長を見守って行きましょう。