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牧会コラム

#132 アフリカ宣教の今

アフリカ宣教師のJoshua Kim先生ご家族をお迎えするために、先週は東京出張に行ってきました。話せば長くなる諸事情により、コロナ禍に日本訪問となったJoshua先生ご家族ですが、西部アフリカを中心に30年の宣教経歴を持っているすごいお方です。初めてアフリカの地に足を踏み入れたのは1993年、ガンビアだったそうです。外国人が安定した生活をするにはまだまだハードルが高く厳しい時代でした。電気、水道など、生活のインフラは一才なく、原住民と同等の生活水準で過ごさなければなりません。それでも、クリスチャン学校を建てるビジョンが与えられていたので、入国早々、町の市長を訪れました。学校のビジョンを分かち合ったら、市長曰く「学校をするには土地が必要ですね。土地を見に行きましょうか?」と提案され、「見に行くだけならお金もかからないし」と思ってついて行ったそうです。目的の町に着いたら、「どれくらい土地が必要ですか」と聞かれ、すでに学校の設計をある程度構想していたので、横幅300m、縦幅300mが必要だと伝えました。そうしたら「広ければ広いほど良いですよね?」と言われ、「それじゃ500mで」と言ったところ、500m四方の土地をその日のうちに契約書を書いて無償提供していただいたそうです。しかもイスラームの町で!主がなさる御業は私たちの想像を超え、備えられた恵みであることをJoshua宣教師は力強く証されました。その他にも、アフリカ宣教の多くの恵みを分かち合って頂きました。

 私たちの教会も不動産の取得を目指して祈っていますが、主の備えの手があることを信じて、口を大きく開いて祈り求めつつ待ち望みましょう。主がなさる御業はいつも素晴らしく、心躍るものです!