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牧会コラム

#121 どのようにVIPに仕えたら良いでしょうか

牧場の一番の宝はVIPです。VIPが心開かれた時に福音が届けられます。そのためにVIPに仕えることを牧場の大事な働きと捉え、励んでいきたいと願います。どのようにしてVIPに仕えることができるでしょうか。

 一つ目は、VIPの必要に目を向けることです。交わりの中で見出されるVIPの必要(ニーズ)は何かを汲み取ります。そして、それが満たされるようにと願い、祈りつつ、私にできる事の範囲の中で相手の必要を満たすために努めます。必要が満たされた時に大きな喜び、感謝を感じ取ることができます。それによって少しずつ心開かれ、私たちが本当に分かち合いたい福音を聴く心の準備がなされていきます。

 二つ目は、VIPの成功を祈ることです。VIPが願う祈り課題について積極的に祈り、主がそれを成し遂げてくださるように祈ります。主の見えない手が働いてくださり、分かち合った祈り課題が応えられる事をVIP自身が体験することによって信仰の芽が出始めるのです。

 三つ目は、VIPの変化に対して敏感に反応します。父なる神様への祈りは、時として私たちが願ってもいない方向に応えられることがあります。VIPのうちの小さな変化に対して、神様がどのように働いてくださっているかを関連づけ、気づかせてあげることが必要です。それによって祈りが応えられているという実感を積み重ねていくことで神様の存在を認めることができるようになります。

 これらを通して、VIP一人ひとりが神様の存在を意識する「神体験」がなされるようにお助けすること、それが牧場を通してVIPに仕えることであると言えます。今週はどのようにしてVIPに仕えましょうか?