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牧会コラム

#112 3年目のクリスマス会

私たちの教会では、開拓初年度から毎年クリスマス会を開いてきました。1年目は身近な方々をお招きして聖誕を祝いました。知立キリスト教会からの応援が大きな励みになりましたね。2年目は新型コロナウイルス感染拡大の中でしたが、それでも感謝を持って集まり、喜びを分かち合いました。秋に教会員として加えられた二人の青年によるウクレレとギターの演奏が光りましたね。

 そして、今年は3年目のクリスマス会でした。今年のクリスマス会は広く周知するための活動をせず、ただ、ギター教室やプログラミング・ラボなどを通して個人的に繋がれた方々だけをお招きしようと努めました。コロナ感染に対する社会的流れを汲み取っての判断でした。なので、クリスマス会の前日の時点でも、それほど多くの参加が見込めず、こぢんまりとしたものになるかなと思われました。それでも主に感謝して、聖誕を祝おうと心に決めていました。

 大きな変化の決め手は、前日の夜から降り始めた雪でした。ポツポツと降り始めた雪はあっと間に白く一面を覆い、景色を一変させました。その勢いは止まることなく、朝まで続きました。久々の大雪でクリスマス会の開催自体が危うい状態となり、中止や延期を視野にいろいろと連絡をとっているうちに、逆に来会したいとの連絡が徐々に増え、最終的には39名の参加者が与えられました。雪で外の活動が中止になってしまったことが主な要因でした。礼拝室は埋め尽くされ、熱気に満たされたクリスマス会となりました。これは、3年目の歩みを始めた、私たちの教会へ神様から贈られたクリスマス・プレゼントであり、大きなお褒めの言葉だと信じます。何よりも、私たちの教会の存在がこの地域に受け入れられつつあるということです。参加者のほとんどが車で5分圏内からだったことがそれを物語っています。地域に根差しつつ、隣人にイエス・キリストの良い知らせを分かち合って参りましょう!