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牧会コラム

#99 補教師研修会の恵み

私たちの教会が所属する日本同盟基督教団では、毎年9月に補教師の先生方のための研修会を開催しています。目的は、補教師として准允されてから正教師になるまでの3年間、教師として相応しい知識と霊性を身につけるため。3年間で18科目ほどの受講が求められます。去年に引き続き、今回もオンラインでの開催となってしまいましたが、本来なら浜名湖バイブルキャンプ場で3泊4日を共に食し、交わりながら学ぶ貴重な時間だそうです。オンラインでももちろん素晴らしい学びが与えられたので、その様子を分かち合いたいと思います。

 さて、今回の研修会には1年次から3年次までの計20名の補教師の先生方が参加されました。ほとんどの先生方はこれから正教師試験を受けて、教団の牧師として活躍される方々です。日本全体的では、次世代の献身者が非常に少ない中、これほどの補教師が与えられている同盟教団の未来は非常に明るいと言えます。しかも、補教師の先生方のほとんどは20~30代で、これから長きに渡って牧会の現場で活躍されることが期待できます。

 講師の先生方はすごい顔ぶれで、教団理事長を努めらおられる朝岡勝先生や東京基督教大学の学長を務めておられる山口陽一先生など、教団内の素晴らしい先生方から講義いただけたことは光栄でした。個人的に、非常に誇りに感じたのは、講師のうち二人が、家の教会ミニストリーに携わっている趙南洙先生(招待キリスト教会)と野口富久先生(松原聖書教会)だったことです。講義の主題はそれぞれでしたが、家の教会の働きの素晴らしさについて力説されました。家の教会の働きに魅了された先生方が、素晴らしい牧会で模範を示しつつ、これから牧会の現場で働きを始める補教師たちに牧会の大事なエッセンスを伝授されるお姿に感動を覚えました。

 補教師たちを支えてくださる多くの先生方の素晴らしい講義によって満たされた補教師研修会となったことに感謝し、いこいのある教会がさらに力強く建て上げられるためにさらに励んで行きたいと願います!