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牧会コラム

#237 教会の冷蔵庫が壊れました

突然のことでした。ある日、いつも使っていた教会用の冷蔵庫を開けてもライトがつかないことに子どもたちが気付きました。庫内のライトが切れたものかと思って開いたら、左側のパネルにもライトが一切点灯していません。冷気はまだ残っていましたが、コンプレッサーの動作音もせず、ファンも回っていません。ブレーカーが落ちたかなと思ってブレーカーボックスを覗いても、どれも正常な状態。コンセントを確認するために冷蔵庫を前に引っ張り出して、何度も抜き差しをしたり、他のコンセントに差したりしても全く反応がありません。そこまでしてやっと「壊れた」のだと実感しました。改めて中を覗き込み、製造年度を確認したら「2005年製」とありました。19年も故障なく使えたのなら立派です。そもそも、この冷蔵庫は家をお借りする際にオーナーさんから無料で譲っていただいたものでした。教会の建物と年齢がほぼ一緒ということですね。

 冷蔵庫の全ての部品が壊れたわけではありません。ある一つの大事な部分が壊れることで全体が機能しなくなったのです。私たちの信仰も年を重ねると上手く動作しないところが出てきます。ある面においては成長を遂げるけれども、特定の面では変化を拒んでいるところがあります。問題は、私たちは「最も成長できていない面」で周りの人々に評価されるということです。だから私たちが常に気を配るべき領域は、私たちが最も「弱い」と感じるところであり、どうしたらその部分を成長させられるかを悩み、具体的に取り組むことで、信仰生活の「底上げ」を果たしていきましょう。主がともにいて、私たちを助け、導こうとされています!