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牧会コラム

#213 健全な献金文化を作り上げて行きましょう

主に捧げる献金は祝福の管にもなり、つまずきのワナにもなります。素晴らしい献金生活は深くて豊かな神体験につながりますが、捧げる人の未熟さと献金を管理する人の不誠実さはつまずきの原因になります。だからこそ、教会では健全で成熟した「献金文化」を作り上げる必要があります。「献金文化」とはどういう意味でしょうか。献金は、旧約聖書の律法における捧げ物の概念をベースに、新約聖書の大宣教命令を遂行する教会という信仰共同体形成を目的に再考され、イエス様やパウロ等の弟子たちによってその原則が教えられました。つまり、決まった形よりも、それぞれの共同体の状況にあった捉え方が求められます。そのためには、イエス様の昇天後、2000年間にわたって主の教会が培ってきた健全な献金の捧げ方から学び、世界教会共通の認識を残しつつも地域教会のユニークな取組みを加味した献金文化を、次の3点を踏まえて作り上げていきます。

 ①喜びを持って捧げます。捧げ物を携えて主のみ前に歩み出ることは心躍ることです。捧げる喜びを味わいましょう。②精いっぱい捧げましょう。少しだけ背伸びした献金を目指します。そうすることで成長します。③豊かな実りに期待します。献金は捧げることでより豊かな恵みを味わう機会です。30〜100倍の実りを期待します。その一方で、教会家族にとって献金は義務でもあります。自分が所属する教会を建て上げ、宣教の拠点として用い、牧師家族を養い支えることは教会家族の勤めなのです。喜びを持って義務を果たす献金の文化が私たちの教会に根付き、豊かな恵みを味わう共同体をともに作り上げていきましょう!