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牧会コラム

#207 2023年目のクリスマスを祝いましょう

クリスマスはイエス・キリストがお生まれになったことを記念するキリスト教にとって一年で最大のお祭りです。なぜクリスマスを祝うのでしょうか。それは、私たちに救いをもたらすために人となられた神であるイエス・キリストに感謝を覚え、その恵みを分かち合うためです。それは、クリスチャン同士だけでなく、未信者に向けても同様のことが言えます。クリスマスこそ、イエスさまを通して与えられた素晴らしいお知らせを分かち合うべき時だと言えます。

 イエスさまは今から2023年前のベツレヘムの街でお生まれになりました。それは史実として世界中に知られています。西暦という年号は6世紀のローマの神学者ディオニュシウス・エクシグウスがイエスさまの聖誕の年を元年として算出したものです。そのような暦は広く用いられるようになり、16世紀には世界中で用いられるようになったそうです。全世界が一つの年号によって歴史を見ることができるようになったということです。「初めにことばがあった。ことばは神とともにあった」とするヨハネ1:1の記述通り、全ての歴史の始まりにはイエス・キリストがおられ、今なお統べ治めておられると、改めて私たちの信仰を告白したいです。

 なので、歴史の主権者であられるイエスさまがお生まれになったという知らせは何にも変え難い福音であり、代々受け継いでいきたい宝なのです。アドベントを通して心膨らませてきました。そしてついに迎えたクリスマスの日を大いに喜び合いましょう。どうか救い主イエス・キリストの聖誕の喜びがいこい共同体を豊かに包み込んでくださいますように。