3週間弱の短い韓国訪問の間、導き守ってくださった主に感謝します。今回の訪問には二つの大きな目的がありました。一つは「宣教全州(ジョンジュ)」という青年宣教大会に参加するため、もう一つはパウロ宣教会の全体修養会に参加するためでした。どちらも「宣教」というテーマを扱っているだけに、宣教づくしの訪問であったと言っても過言ではありません。衰退していると言われる韓国の宣教の現状はどんなものだったのでしょうか。
結論から言うと、韓国の宣教の熱気はまだまだ力強いのだと言うことです! かつて韓国には地方宣教大会がいくつもありました。宣教釜山、宣教ソウルなどなど、地名を付けた宣教大会が開かれ、数百人から数千人の青年たちが集まって宣教について学び、献身していました。しかし、青年たちの教会離れが進み、次々と大会が取り止めとなって行ったのです。今残っているのは最も大きい全国規模の大会である「宣教韓国」と地方では唯一残っている「宣教全州」です。4年ぶりの開催となった宣教全州には150人を超える青年たちと30人ほどの宣教師たちが共に3泊4日を過ごしながらさまざまな宣教のテーマを学び、涙しながら献身する熱い時となりました。パウロ宣教会の全体修養会は世界90ヵ国以上から400人ほどの宣教師たちが4年ぶりに集まって、宣教の思いを新たにし、召命の再確認、霊性の刷新を試みました。次世代への宣教委任が主テーマに上がっていたほど高齢化が徐々に進みつつありますが、青年たちが新しく献身し、世界宣教の思いを引き継いでくれることを切に願わされる修養会となりました。皆様のお祈りに心より感謝します!!