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牧会コラム

#176 1990回目のイースターを祝いましょう

最近はあっちこっちでもよく聞くようになった「イースター」という言葉ですが、なんとなく「キリスト教のお祭り」くらいは知っていても、本当の意味については広く知られていないように感じます。よく混同されるのが「イースターバニー」のうさぎですが、これはキリスト教とはまったく関係がありません。イースターの本来の意味とは何か、一緒に学びながら確認して行きましょう〜。

 まず、イースターの正しい日本語での名称は「復活節」となります。どちらの表現を好むかはキリスト教会や団体によって様々ですが、指し示すことは一緒です。つまり、イエス・キリストの死からのよみがえりを記念するお祝いであるということです。聖書の記録によると、イエスさまは十字架の上で亡くなられ、三日後によみがえったとされています。私たちクリスチャンはそのことを歴史的事実として受け止め、信じる人々であると言えますね。

 イースターのもう一つの象徴として用いられているのが「イースターエッグ」です。たまごの殻を割って孵化する様子から、死を打ち破りよみがえられたイエス・キリストを象徴するものとして用いられてきました。その延長上で、エッグハンティングやペインティングなどの遊びに発展したのです。華やかな色づけすることが多いのですが、色にも意味があり、赤は十字架の血を、青は平和と調和、黄色は勝利などを意味します。

 イエス・キリストのよみがえりの出来事があったのが紀元後33年ごろで、それ以降毎年クリスチャンの先輩たちがお祝いをしてきています。今年で1990回目のイースターとなりますね。ハッピーイースター!!