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牧会コラム

#129 映画「Coda あいのうた」の勧め

家族で観たい感動映画をご紹介します。

 「Codaあいのうた」は聴覚障害を持つ家族の物語です。耳の聞こえない両親と兄と一緒に暮らす高校生のルビーは家族のうち唯一耳が聞こえる健常者。家族の間はいつも手話での会話ですが、漁師の父と兄の通訳係としてルビーは付きっきりで仕事のお手伝いをしながら高校生活を送っています。そんなルビーの高校最後の1年は、気になる男子の後を追いかけてコーラス部に入部。人前では歌ったことのなかったルビーにとって、コーラス部で一緒に歌うには勇気が必要でした。でも、ルビーにはとても綺麗な歌声が与えられていることをコーラス部の先生が発見し、バークレ音大に受験することを勧め、特訓に入ります。そんな中、ルビーの家族はいろんな問題に直面し、唯一の健常者のルビーに頼りっきり。家族のことが重荷に思えてきたルビーは、自分の人生を見出すために奮闘します。家族のために自分を犠牲にするのか、それとも家族を見捨て、自分の人生と夢を追いかけるのか?果たしてルビーはどんな決断に至ったのでしょうか?

 この映画を通して、障がい者家族の苦悩と心の痛みがよくわかります。耳が聞こえないだけでどれほどの不便をするのか。周りの健常者との関わり方において知恵が求められます。障がい者を除け者扱いせず、優しく受け入れ、癒してくださったイエスさまの心で彼らを接するクリスチャンになっていきたいですね。また、どんなに辛いことがあっても、家族が一つになって乗り越えていく姿は、まさにクリスチャンホームの在り方です。また、教会家族のあるべき姿でもありますね。近くに上映中の映画館はありませんが、機会が与えられましたら是非ご覧ください!