牧場についての学びが必要との声があり、牧会コラムを通して牧場についてシリーズで学びたいと願います。まずは、そのもっとも中心的な考え方を整理し、学びたいと思います。
①牧場(=家の教会)は新約教会の回復運動です。新約聖書の使徒の働きには、イエス・キリストが昇天され、その後に起きたペンテコステの聖霊降臨によってキリスト者が多く起こされたことが記されています(使徒2:41)。そうしてできたキリスト者の群れが集まって神様を礼拝し、イエス様から教えられたことを学び、守る場所が必要となりました。現代の教会のように建物を持っていたわけではなかったので、必然的に信徒たちの家に集まるようになったのです(使徒2:46)。それが新約教会の始まりです。私たちはその教会の原点に立ち返り、イエス様ご自身がデザインなさった教会本来の姿を取り戻そうと努めているのです。
②牧場はそれ自体が小さな教会です。使徒たちの時代、家々に集まった小さな群れは立派な教会としての役割をすべて担っていました。共に「パンを裂き」(愛餐と聖餐)、「使徒たちの教えを守り」(み言葉の分かち合い)、「交わりを持ち」(生活の分かち合い)、「祈り」(賛美と祈り)をしていました(使徒2:42)。さらには、教会の存在目的は「魂の救いと弟子づくり」(マタイ28:19-20)であると学んできた通り、牧場メンバーの皆様はVIPに仕えることで魂の救いが起こされることを期待し、またその過程において弟子となっていくことを期待します。
私たちの教会の中心的なミニストリーである牧場への良き理解を持って牧場に参加し、VIPに仕え、魂の救いが起こされることを共に期待しましょう!