先週は、教会の軽トラックの車検を取るため、近場のカーショップへ足を運びました。教会から山の方に向かって（つまり、賑わう町の反対方向へ）進み、そのさらに奥深くにそのカーショップはありました。主に中古車の輸入、修理、改造をしているところのようです。社長さんに挨拶するため中に入ると、古びたクラシックカーや一風変わったデザインの車まで十数台が広い倉庫兼作業場の中を埋め尽くしていました。中でもとりわけ目に止まったのは、エンジンまでバラされた状態で部品が地面に並べられた3台の車でした。ネジ一本一本まで完全に解体され、洗浄され、最終的には元通りに組み直されるのだそうです。マニュアル類は一切なく、組み立ては社長さんの長年の経験と知識を活用して行われます。しかも、これ全てを一人でやっているとのことなので、すごい方だなと感心しました。
さらに話を聞いていくと、社長さんが本当に得意とすることは、改造車の車検を通すこと。実はこれがすごく大変なもので、しっかり準備をしないとなかなか通らないということでした。社長さんがこの仕事を学び始めた頃は、簡単に改造車の車検を取得することができたそうです。それでも社長さんは改造した箇所の図案をしっかりと書いて提出することを続けてきたそうです。そこまでしなくても車検は通せると、仲間からは冷笑されましたが、近年、徐々に改造車の車検が厳しくなり、同業者のみんなは車検が通せなくなってきている中、社長さんはこれまでの経験が活かされ、車検を通すことになんの問題もないそうです。以前は嘲笑われたけれども、今は認められ、仕事を任されるようになったそうです。 牧場の集まりは食事をしたり平日に集まったりと手間がかかり大変だと牧師仲間から言われたことがあります。それでも忍耐を持って正しいことを行なっているなら、必ず実りの季節が訪れると信じ、励みましょう！