先週の金曜日には、体育館でバスケをしていた次男が親指をボールに強くぶつけて付け根の関節を脱臼するケガがありました。町の整形外科に連れていったら、脱臼の程度がひどく、市内の総合病院宛に紹介状を書いていただきました。夕方の6時を回っていたので、時間外受付窓口で受付をして、救急センターで診察をしていただきました。腕から麻酔をかけて、筋肉をリラックスさせた上で親指を引っ張って無事に元の位置に戻し、一件落着かと思いましたが、靭帯に損傷が見られ、わずかに骨折も見られるとのことで、次週の再診の予約を入れ、病院を後にしました。一番大変だったのは息子のはずですが、あまり痛がるそぶりは見せず、うまく耐えてくれていたのが感謝でした。
脱臼の様子を見ていると、私の中学時代の方の脱臼の経験が記憶から蘇りました。日本に来てまだ数ヶ月、日本語が未熟な時、柔道部の練習で右肩を脱臼しましたが、顧問の先生が来る前に自然に戻り、大丈夫と帰らされました。病院には行けず、肩の痛みのことを学校にも親にも言えないまま数週間を一人で苦しみました。振り返ると愚かだったと思いますが、当時はそれがベストだったと判断していたと思います。しっかり治せなかった肩は、それから何度も脱臼を繰り返すようになり、今でも肩をかばうように動かしています。
ケガは誰にでも起こり得ることです。ケガをしないに越したことはありませんが、ケガを通して学べることもたくさんあります。大事なのは、初期にしっかり治すこと。同じように、罪は誰もが陥る可能性を秘めています。主の前でも人の前でも聖く生きることに勝る祝福はありません。でも、もしも罪を犯してしまったのなら、なるべく早く主の前にひざまずいて悔い改めて、清めていただくことが最善です。神の前の罪、人の前に罪は関係の断絶をもたらします。長期化すればそれだけキズが深まり、回復に時間を要します。思い出される罪があるなら今すぐしっかり悔い改めて、清めていただきましょう。