私たちの共同体は会堂移転を祈り求めていますが、主から与えられる新しい場所は、どのように整えるべきでしょうか。ご年配の方々に配慮して、なるべく段差を少なくすることも必要でしょう。料理がしやすいように快適なキッチンを備えることも大切です。しかし、これらは新しい会堂の本質ではありません。以前から会堂献金のことを「ドリーム献金」と呼んでいるように、次世代の子どもたちが夢見る場所を作り上げることこそ、私たちがより優先すべき使命として受け止めたいと願っています。そのために注目すべき3点を述べます。
① 新しい会堂は、子どもたちの「居場所」であってほしいと願っています。行き場を失った子どもたちが、安心して集える場所。子どもたちが歓迎される場所。祝福と喜びと笑いに満ちた場所を作り上げたいと願います。そのためには、子どもたちを邪魔者のように扱う大人たちがいてはなりません。子どもたちは、まだ未熟だからこそ子どもなのです。これからの成長と成熟に期待しつつ、良いことを見つけては褒めて、存在を認めて、主の祝福の言葉を投げかけてください。それによって、教会は居心地の良い場所となります。 ② 新しい会堂は、子どもたちの「遊び場」になってほしいと願っています。遊ぶことは子どもたちの特権であり、遊びを通して子どもは成長します。大事なのは「どこで遊ぶか」です。どこで遊ぶかによって、どのような人生観を養うのかが決まります。ゲーセンでメダルゲームに夢中になる子どもたちが、ギャンブル中毒にならない方がおかしいのです。教会で遊びながら聖書の世界観を養うことによって、子どもたちは正しい道を歩むことができます。 ③ 新しい会堂は、子どもたちの「避難所」であってほしいと願っています。子どもたちが危険を感じた時に逃げ込める場所。子どもたちも地域の方々も、そのように認識し、安心して利用できるような安全な場所づくりに励みたいと願います。
教会全体がそのような共通の意識を持ち、新しい会堂に対する期待をともに高めていきましょう!