先週は、毎年恒例の「受難週特別早天祈祷会」が行われました。辿ってみましたら、始まりは2021年からで、今年が5年目となります。受難週の月曜日から土曜日まで、時間は年によって事情が異なったためばらつきがありますが、6時か7時に集まって、十字架に向かって歩んで行かれたイエスさまの各曜日の足取りを辿りながら、主の受難に心を添えた1週間を過ごしてきました。今年も受難週を過ごしながら与えられた特別な恵みを分かち合います。
まずは、最も目立ったこととして、特別早天への参加者が増やされたことです。初期はほとんど全ファミリーだけの早天でした。しかし、年を重ねる度に参加者が少しずつ増やされ、一緒に受難の苦しみと喜びを味わう仲間・家族がいることをより確かに感じ取ることができました。主の教会・神の国が確実に広がっていること、キリストの愛の共同体が健全に成長していることを実感しました。ともに聖書を朗読し、ともにみことばにを黙想し、ともに祈れることがこれほどまでに力と励ましになるのだとは改めて思わされました。主の特別な恵みとして主を賛美します。参加に励んで下さった皆さまにも感謝します。
二つ目の恵みは、神の家族としての認識が深められているということです。早天の時間に合わせるためには、十分な身支度ができません。私も月曜日はシャワーをしてフル準備をしましたが、火曜日からはシャワーもできずに着替えして髪を整えてそのままで早天に臨みました。そのような姿であっても、家族であるからこそ抵抗なく受け入れることができます。早天の後は簡単な朝食を分かち合って、そのまま出勤する方も、家に戻ってから日課を始める方もいました。でも、教会から出発するときは「行ってらっしゃい」のあいさつで見送られます。神の家族として結び合わせてくださった関係を大事に、互いに受け入れ合い、支え合う「いこい共同体」の存在が何にも勝る特別な恵みです。