先週は、韓国の麗水(ヨス)栄光教会から主任牧師であるワン先生が率いる12名の短期宣教チームが来日し、2泊3日の日程で4組の支援宣教師家族とその奉仕教会を訪れました。私はその支援宣教師のうちの一組で、現地のコーディネートを担当したことから、空港での出迎えから見送り、日程調整などを行いました。宣教チーム到着から出発までの約46時間を共に過ごす中で、学ばされたこと、気付かされたことを分かち合いたいと思います。
何よりも、ワン先生の宣教に対する情熱に圧倒されました。私の派遣元である宣教団体「パウロ宣教会」をモデルにして、宣教に取り組んでいるとのことでした。すべてを捧げる献身的な宣教の姿勢は、大変素晴らしいものでした。27年間の牧会の間に、37回の短期宣教を行ったそうです。相当な覚悟がなければできないことです。 また、人脈を大事にする韓国社会においては、教会でも先輩後輩、大学や教団のつながりなどで支援の可否を決める傾向が強くあります。しかし、栄光教会では、主任牧師であっても独断で決めることはせず、宣教担当の部長を定め、原則に従って審査を行い、ふさわしい方々を選んだとのことでした。そうでなければ、私のように韓国内でのつながりが弱い者は、支援の対象に選ばれることはなかったでしょう。 見返りを期待しない奉仕がより主に尊ばれるように、栄光教会はこのような方針によって宣教を成し遂げようとしていることがよく分かりました。そのような教会を主が祝福してくださらないはずがありません。50人だった栄光教会は、現在では600人を超えるほどに成長しました。
素晴らしい教会とワン先生に出会わせてくださった主に感謝します。そして、私たちもそのような教会をモデルに、見返りを求めず、ただ主に用いられる宣教のために、さらに情熱を注いで取り組んでいきたいと願わされました。