いのちの道の学びは、私たちの教会に繋がるための入り口として用いられる最も大切な学びです。だからこそ、代々受け継いでいく大事な文化として共有していきたいのです。それでも、回を重ねるごとに異なるニーズがあることに気づかされています。年初めには「いのちの道ミニ」をシニア向けに開講しました。2回にわたるコンパクトな学びの中に、福音の真髄をお伝えし、信仰告白を促し、天の御国の約束を確認しました。ご年配の方々にも受講できるように柔軟に対応し、いのちの道の学びの共通の認識を保ち続けることがより大切なのです。
一方で、いのちの道7期は20代以下の若者が中心となった初めての道コースでした。学びの受け止め方、進め方にもやはり違いがありました。一つには、書物を読み、文章を書くという作業の取り組みが古い世代とは異なるということです。若い世代にとって「読んで理解する」という作業は大人の世代が想像する以上に大変なものなのです。小さい頃からスマホを手に育った彼らは、多くのコンテンツを短時間で消費することに慣れています。文字をじっくり目で追いかけて、一字一句に込められた意味を汲み取る作業は非常に大変なのです。もう一つは、仕事を始めて間もない彼らにとって、金曜日の夜の2時間を確保することは大変なことです。7期の皆さんはその両方において最善を尽くしてくれたことはとても感謝です。だからこそ、受講回数が足りなくてもどうにか修了ができるように補講を行なったのです。さて、いのちの道を学び終えたことで、いこい家族に加えられる準備がほぼ整いました。心から彼らを歓迎しましょう!