カテゴリー
牧会コラム

#227 韓国教会交流の有益

今頃私は韓国の金海(キムへ)市にある「金海東部教会」にて午後礼拝の説教と宣教奉仕をしていることでしょう。久々の韓国語での説教でちょっぴり緊張していることかと思います。大胆にみことばを語り、日本宣教のチャレンジができるように執り成しお祈りください。ところで、どうしてわざわざ韓国まで赴いて説教と宣教報告をするのでしょうか。また韓国の教会と交わりを持つことにはどんな有益があるのでしょうか。

 まず、宣教報告を行うのは、日本宣教の現状をより多くの教会に知っていただくためです。宣教地の状況を詳しく知ることでどのように祈れば良いのかがわかってきます。その上で、どのように宣教の働きに参加し、ともに労することができるか一緒に悩むことができるようになります。宣教の働きへの参加は報告を聞くことから始まると言っても過言ではありません。さらには、宣教報告を聞くためには、それを語る宣教師との関係性が大事になります。書類審査を通して支援すべき宣教師を選定することは望ましい宣教への入り口とは言えません。宣教師と教会(牧師と信徒リーダーなど)との交わりの中で聖霊さまが徐々に明らかにしてくださる御心を手探りで求めながら一歩ずつ進んでいくことによって健全な宣教協力がなされていきます。韓国の教会には日本にない多くの財政的人的資源があり、その良い使い所を探しています。なので良き交わりを通して両国の教会にとって有益な協力関係が生み出されることに期待したいですね。

 宣教協力の始まりは主にある良き交わりであるということを覚えつつ、今回の訪問を通して主の御心が徐々に明かされるようにお祈りください。