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牧会コラム

#211 すべてのクリスチャンは宣教師です

以前から子どもたちに、私たち夫婦がどのようにして宣教師・牧師としての献身に至ったかについて説明をしていましたが、決まっていうことが「本当は宣教師になりたくなかったんだけど、主から召しをいただいて献身したんだ」ということでした。ある日、末っ子のダイェがその話を聞いて、「どうして宣教師になりたくなかったの?」と質問してきました。私は「だって大変なんだよ」と答えましたが、次のダイェの言葉にハッとさせられました。彼女曰く「なら、クリスチャンじゃないね!」幼いダイェにとってすべてのクリスチャンは宣教師であって当然だという考え方があったようです。まさに、幼子の前に主がその御心を現されたようでした!(ルカ10:21)。どうしてすべてのクリスチャンは宣教師でしょうか。

 「大宣教命令」と呼ばれるマタイ28:18-20をイエスさまはすべての弟子たちに言い残し、天に昇られました。イエスさまが再び来られる日まで守り、教え、行うようにと命じられたのです。特定の献身者、すなわち牧師、伝道師、宣教師などに限らず、すべての主の弟子=クリスチャンに向けられた命令でした。宣教師として必要な力を与えられるためにペンテコステの日に聖霊さまをすべての主の弟子たちの上に送ってくださったのです。つまり、信仰を告白しクリスチャンになることは、聖霊さまを賜物としていただくことであり、それは私たちを宣教師として世に遣わされていることを意味します。専門職としての宣教師は特別に尊いものですが、私たちも一人ひとりが主から呼ばれた宣教師であるという意識を持ちたいですね。さあ、あらゆる国の人々を弟子とするために立ち上がりましょう!