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牧会コラム

#202 信仰のインナーマッスルを鍛えましょう

筋肉をアウターマッスルとインナーマッスルに分けることができます。アウターマッスルは、外側に位置する筋肉で、走ったり、重たいものを持ち上げたりする時など、大きな力を発揮する時に活躍する筋肉のことを言います。それに対してインナーマッスルは、姿勢を維持し、アウターマッスルによる関節動作を安定される役割を担っている筋肉のことだそうです。筋トレはアウターマッスルを鍛えるというイメージを持っていますが、実は、普段の生活に不可欠なのはインナーマッスルの方です。朝起き上がったり、普通に家事をこなしたり、椅子にしっかり座ったりできるのは内側の筋力が支えてくれているからなんです。

 このことは信仰生活にも通じるところがあります。7月から10月上旬にかけて教会にはさまざまなイベントがありました。宣教大会、アワナサマーイベント、ゆかたサンデー、創立記念礼拝。これらの特別な催しの時に必要なのはアウターマッスルです。短期的に力を発揮し、イベントを準備し、お客さんを迎え、楽しい時間を過ごします。これはとても大事な教会の働きの一部です。でも、イベント続きで信仰生活を過ごすのではありません。楽しいことばかりに頼っていたら、すぐに疲れて果ててしまいます。クリスチャンの本当の力はインナーマッスルにあります。それは、日々のみ言葉の黙想(デボーション)、祈りの時間、聖書朗読、主にある交わりによって鍛えられます。これらがしっかりしていると、ブレることのない信仰を歩むことができます。今週から始まるいのちの道のほか、日々のデボーション、牧場の交わり、土曜午前の祈り会、毎週の牧場に参加することで信仰の深層筋が鍛えられたクリスチャンに成長しましょう!