カテゴリー
牧会コラム

#178 なくしていた指輪が見つかりました!

実は、ここ半年ほど、結婚指輪をなくしていました。大して値段が高いものでありませんが、それなりに「意味」あるものなので、なくしていたことに対して非常に残念に思っていました。それが突然見つかったのです! これまで隠れていた場所は、夏のズボンのポケットでした。多分、去年の夏の終わりにポケットに入れたままズボンごとしまい込んでしまい、これまでに見つからなかったのかなと思います。なくしたものを探せた喜びを感じつつ、ふと聖書の物語が思い出されたので、共有します。

 放蕩息子のお話(ルカ15章)はよくご存知ですね。二人息子の一人が、父がまだ存命なのに、相続されるべき財産の取り分をもらい、他国へ行きました。財産を使い果たすまでに遊び呆けて、最後は豚の餌をとって空腹をしのぐほどの悲惨な状態になってしまいました。父の僕にでもなるべく家に戻りましたが、父は、なくしていた息子が生き返ったことに大喜びし、もう一度息子として向かい入れてくれた、という物語です。

 もう一つ、同じくルカ15章にある物語で、ドラクマ銀貨10枚(ドラクマ1枚は1日分の労賃相当)を持っていた女性が、なくした1枚を見つけるまで探し続け、ついに見つけたので、近所のお友だちを呼んで、共に喜び会った、というお話です。

 両方に共通するのは、なくした「何か」が指し示すものです。それは、まだ救われていない魂のことです。私たちの生活の周りにはまだまだイエスさまのことを知らない多くの魂がいて、彼らは「なくしたもの」であると聖書は言います。本来は神さまに属するものであったということですね。なくした魂が主に戻るまで、ともに祈り励みましょう!