カテゴリー
牧会コラム

#172 VIPを定め、祈りつつ仕えましょう

家の教会ミニストリーでは「VIP(ヴィップ)」という言葉をよく耳にします。どういう意味で用いられているでしょうか。英語の「Very Important Person」の頭文字から「重要人物」という意味で一般的には用いられている言葉です。私たちは「魂の救いを願い、祈りつつ関係づくりをしている人」を指して言う表現として用いています。牧場では牧場メンバーそれぞれのVIPのために祈っていますが、VIPはどのように定め、どのように仕えたら良いでしょうか。

 VIPは、イエスさまの福音の良き知らせを届けたいと願う、比較的関係の近い方を定めると良いでしょう。遠すぎる関係ではお誘いすることが難しく感じるかも知れません。また、お誘いしても応じない可能性が高いことでしょう。ある程度の信頼の上でお誘いすると、断られた時にも関係に歪みが生じて、気まずい関係になってしまうことを防げます。加えて、牧場にお誘いする時には必ず集いの目的を明確にしなければなりません。「クリスチャンの集まり」であること、「祈りや賛美の時間がある」ことは最低限伝えておきたいですね。もちろん、美味しい食事と良い分かち合い、楽しくて有意義な時間であることも忘れずにお伝えください。

 VIPを牧場にお招きするためには、普段から良い関係を築き上げることが大事です。些細なことに配慮し、優しい言葉での声掛けと気遣いができれば、心開かれることでしょう。そのような接し方は、牧場にお誘いするために行うのではなく、イエスさまの品格に倣いたいと願う私たちの普段の姿勢でありたいですね。初めてお誘いする時には多少勇気が必要かも知れませんが、一人でも多くの方に福音を伝えたいと願っていきましょう!