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牧会コラム

#165 私たちの教会が最も大事にしていること

先週は、「ホープ津」の吉村先生が教会を訪問し、開拓についてのお話を分かち合いました。ホープ津とは、津市で進められている長老教会の開拓プロジェクトです。吉村先生ご家族が去年から津市に移り住み、また、3名の献身者が与えられ、「ホープ津」というチームとして教会開拓のための地域調査や関係づくりの土台を築いています。2024年開所を目指しているので、皆様もぜひ祈りに覚えていただければと思います。

 さて、そんな吉村先生との交わりの中で質問されたことの一つに「いこいのある教会は開拓時から何を最も大事にしていますか?」というものでした。私は躊躇することなく「家の教会」です!と答えました。その後にどうして家の教会をこれほどまでに大事にしているか説明をしましたが、その一部を分かち合いつつ、私たちの教会の目指している方向を確認したいと思います。

 ①家の教会は新約教会の回復を目指すものだからです。教会成長のプログラムの一つではなく、聖書が教える真の教会の姿を取り戻すことを目的にしています。それは日本で福音が実を結ぶために必要不可欠なことだと以前コラムでも紹介しました。(#156参照) ②すべての教会員が伝道できる場を提供するためです。伝道は、賜物のある人だけが行うことではありません。すべてのキリスト者は魂の救いと弟子作りに送り出されています。(マタ28:19-20)③神の家族共同体であることを確認するためです。礼拝室で礼拝参加するだけでは家族であることを感じることができません。共に食し、共に交わり、共に祈り合うときにこそ、神の家族としての意識が芽生え、イエスさまが願われた神の共同体となっていくのです!