先週は二つの訃報がニュースで報じられましたので、紹介します。
一人目は福岡市に住む田中カ子さんです。19日にお亡くなりになりましたが、その訃報が大きく報じられたのは、彼女がギネス世界記録に認定された存命中の世界最高齢者だったからです。119歳と107日を数えていました。人類史上でも歴代2位の長寿でした。驚いたことに、カ子さんは戦後に受洗しクリスチャンになったそうです。さらに、当時所属していた教会では、夫婦で幼稚園を開設していたとか。97年に閉園するまでに950人ほどの園児たちを世に送り出したそうです。クリスチャンとして有意義で、さらには長寿の祝福をたっぷりと味わった人生でした。
もう一人の方はクリスチャンの間では非常に有名なお方です。シンガー・ソングライターで牧師でもある小坂忠さん。1948年生まれの小坂さんは、娘が重度のやけどから奇跡的に回復したことがきっかけでクリスチャンになったそうです。音楽の賜物を用いて数々の名曲を作り出し、日本の教会で広く受け入れられ、愛され、歌われてきました。5年ほど前に急性胆のう炎とがんが見つかり、手術を受け、以降闘病生活をしながらも賛美を歌い続けました。73歳の生涯を彼もまたクリスチャンとして素晴らしい人生を送り、多くの愛に見守られながら天に旅立ちました。
クリスチャンにとっての死はどんな言葉で表現できるでしょうか。永遠の命の始まり。本郷への帰り。主のみ胸に抱かれること。どれをとっても待ち遠しく感じます。私たちには天の希望があるのですから!
*クリスチャントゥデイの記事を参考にしました。