カテゴリー
牧会コラム

#126 受難週特別早天祈祷会の恵み

先週は受難週を迎え、月曜日から土曜日まで特別早天祈祷会を行いました。私たちの教会においては3年目の取り組みとなります。早天祈祷会についてあまり馴染みのない方々もいらっしゃると思うので、早天祈祷会とは何か、どのような有益があるのかを確認しましょう。

 早天祈祷会は、言葉通り、早い朝(早天=早朝)に行う祈り会のことです。どれだけ早いかは教会のニーズに合わせて決めるものなので、定まったものはありません。朝の5〜7時の間が一般的かと思われます。どうしてそのように早い時間に祈り会を行うのでしょうか。これはイエス・キリストの朝の祈りの習慣に由来するものです。マルコ1:35でイエスさまは「朝早く、まだ暗いうちに起きて寂しいところに出かけて行き、そこで祈っておられた」と記しています。その日のミニストリーに先立ち、祈りを持って1日を始めることはイエスさまの日課でした。

 それでは、早天祈祷会にはどのような有益があるのでしょうか。まずは、祈りの習慣を身につけることができます。一週間だけでは物足りないのですが、それぞれのお家で続けられれば良い祈りの習慣となることでしょう。もう一つの有益は、1日のうちの一番良い時間の捧げ物ができると言うことです。1日の始まりに主と交わり、その日の導きを祈り求めるなら、主は最高の1日をプレゼントしてくださること間違いありません。

 早天のお祈りとデボーションはとても良い組み合わせです。朝一番に主の御言葉を心に刻み、その御言葉をもとに祈りつつ主の御心を求めるなら、主は必ず最善の道へ導いてくださいます。新しい季節を迎えて、新しい習慣を身につけて見てはいかがでしょうか。