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牧会コラム

#82 コキアを植えました

教会の広い畑に春にふさわしい植物を植えたいなと思い、悩んでいましたが、コキアを植えることにしました。日本語名は「ホウキギ」と呼ばれ、乾燥させた茎はほうきとして使われていたことから名付けられたそうです。春に芽を出すと夏いっぱいに成長し、緑が綺麗なふんわりとして葉が触ると気持ちいいです。秋にかけて徐々に赤に色づき、真っ赤に染まった姿もなかなかの見ものです。

 実は、去年もコキアを植えようと準備をしたのですが、なかなか成長せず、失敗してしまったことがありました。今年はなんとか上手く成長してくれることを期待しています。教会の畑の道路側にコキアを植える理由は①道路から畑に侵入を阻止する柵の役割を果たします。駐車場以外には側溝の蓋がなく、車が入ってくることができないのですが、初めて通る方は見落とすことがあり、未然に事故を防ぐねらいです。②緑の綺麗なコキアは整えられた畑と相まって教会のイメージ向上につながることを期待します。実際、コキアを植えていたら、芍薬の花を見に来た二人の婦人の方々に声をかけられ、コキアの成長が楽しみだということを言ってくださいました。外からは見えづらい教会の様子がコキアを通してイメ―ジして頂けたらと願っています。③去年失敗したコキア育ての再チャレンジでもあります。失敗したままにせず、成功するまで何度も挑戦する志を持ちたいと願います。慣れない作業で足腰に痛みを覚えつつも、土にふれ、命が育つ喜びを味わっています。私たちの教会のようにまだ小さな芽ですが、その成長を静かに見守ってあげてください。