先週に引き続き、私たちの教会で取り組んでいる家の教会ミニストリーの中心的なもう一つの考えの「4つの柱」について学びます。4つの柱とは、聖書が教えている教会の本来のあるべき姿、存在、役割などをまとめたものです。
一つ目の柱は「聖書的な教会の存在目的」です。マタイ28:18-20を根拠にしています。大宣教命令とも呼ばれているマタイの聖書箇所では、教会の使命は「弟子を作ること」であるのだと教えられています。どのように弟子を作るのかというと、洗礼を授けることによると書かれています。洗礼を授けるためには、福音のみ言葉をしっかり伝え、教える必要があることは大前提にあります。福音を伝えることで魂の救いを得て、洗礼を授け、弟子とすることが教会の本来の使命であり、教会を建てあげる大事な柱の一つであるのです。
二つ目の柱は「聖書的な弟子訓練方法」です。マルコ3:13-15から学ばされたことです。聖書が教える弟子訓練は、机に座って勉強することで成し遂げられるのではなく、主から送り出されて、み言葉に従って生きる「能力」を育てることによって達成されます。そのエッセンスは「見て学ぶこと」であると言えます。牧場は、そのための最高の弟子訓練の場となります。
三つ目の柱は「聖書的な役割分担」です。エペソ4:11-12から教えられたことです。牧師の役割は「聖徒たちを整えて奉仕の働き」ができるように教え、励まし、導くことです。信徒の役割は、奉仕を通して「キリストのからだを建てあげること」です。それぞれの役割に忠実であるよう聖書は教えています。
四つ目の柱は「聖書的なリーダーのあり方」です。マタイ20:25-28から「仕えるリーダーシップ」が教えられています。牧者は牧場家族のために、牧師は信徒のために仕えることによって聖書的リーダーシップが発揮されます。
これらの聖書を基盤にした「四つの柱」と先週学んだ「三つの軸」を通して、神様が喜ばれる聖書的な力強い教会をともに建てあげていきましょう!