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牧会コラム

#261 韓国Kカルチャーフェスの恵み

先週は韓国のシミインヌン教会青年宣教チームの助けによって「韓国Kカルチャーフェス」を開催することができました。私たちの教会では初めて行うイベントで、期待と不安が入り混じったまま準備が進められていました。韓国の文化をテーマにどれほど多くの方々にアピールできるかが課題でした。結果的にはイベントとしては成功したと評価しつつも課題もありました。とても良かったところと、残された課題について共に考えます。

 まず、とても良かったと評価すべきところは、宣教チームの周到な準備によって高レベルな文化体験を提供できたところです。チームとは3ヶ月ほど前から連絡を取り合いながらテーマの選定と準備を進めてきました。結果的に「Kダンス」「Kフード」「K工芸」の3つのテーマが決まりました。それぞれのテーマで準備をするために必要な賜物をもった人材が青年たちのうちに備えられていたためです。どのテーマも韓国の素晴らしい文化を紹介し体験いただく良いものでした。早速青年たちは3ヶ月にわたって準備を重ねてきました。毎週末を返上してダンスの練習に費やしたり、教会員を試験台に折り紙の実演を繰り返し、時間短縮のための工夫を行ったりしてきたそうです。ダルゴナは屋外で作ったため気温差で割れてしまい、完成した形での手渡しができないアクシデントもありました。それでもプログラムを調整して、素晴らしい体験を届けることができたのは、チームの周到な事前準備のお陰であったと言えます。

 課題もありました。これだけ素晴らしいイベントを準備したのに、地域のより多くの方々にアピールができなかったところです。韓国文化に関心のある潜在的な来会者は多くいるだろうと予想しています。どのようにしたらそのような方々にイベントの情報を届けるかがこれからの課題となることでしょう。

 より多くの方々に教会を知っていただき、イエスさまの愛を届けるための関係づくりのきっかけとしてKフェスが尊く用いられることを期待しています。