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牧会コラム

#257 新しい年には新しい献金生活を楽しみませんか?

新しい年が明けました。一年の始まりは、新しい決断やチャレンジを行うのにちょうどいいきっかけとなります。また、新しい計画を立てるのにもちょうどいいタイミングでもあります。ぜひ、新年に向けての新しい「献金生活」のためのチャレンジと計画を練ってみてはいかがでしょうか。次の二つのポイントに注目していただきたいと願っています。

 一つ目は、信仰生活の大事な一部分として献金生活があるということを意識していただければと思います。教会を通して神さまに献金を捧げることはクリスチャンとしての信仰生活と切り離せません。それは、神さまが祝福の法則として定められたものだからです。聖書は「どのように捧げるべきか」を教えていて「捧げるべきかどうか」を議論しません。「捧げない選択」はそもそもないのです。なぜなら、捧げ物をすることは創造主なる神さまを「私の神」として認める信仰告白だからです。ぜひチャレンジとして受け止めていただければと思います。

 二つ目は、献金のための計画を立てることです。捧げ物は無闇に捧げるべきものではありません。旧約聖書の律法の捧げ物の規定は非常に細かく、1年を通して計画し準備すべきものもあります。新約時代に入ると神殿税というものが登場しますが、これは一定額を捧げるもので、裕福な人にとっては負担のない金額ですが、貧しいやもめには非常に大きな負担となる税金でした。使徒の時代に入ると、パウロは「収入に応じて」(1コリ16:2)ということを目安にするように教えます。実は、旧約の律法もそれぞれの経済的な事情を考慮した段階的な捧げ物が規定されていて、本来の捧げ物の考えに近付いていると言えます。

 具体的には、収入のどのような割合を目指したら良いのでしょうか。献金を計画するための具体的な方策と例を挙げて来週の説教で学びます。