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牧会コラム

#170 牧場は宣教最前線です

家の教会による新約教会の回復は、私たちの教会が生涯を通して成し遂げていきたい使命ですが、それは、イエスさまが教会に命じられた大宣教命令を成し遂げることを意味します。馴染みのある言葉では「魂の救いと弟子作り」ということです。そのために本気で取り組んでいるのが牧場です。どうしてここまで牧場=家の教会にこだわるのでしょうか。

 牧場は「魂の救い最前線」だからです。教会の存続と成長は「どれほど多くの方々を救いに導くか」によって決められるといっても過言ではありません。魂の救いは教会が健全な共同体としてあり続けるために非常に大事な要因です。しかしながら日本では個人伝道が非常に難しいとされています。実際問題として、身近な誰かを救いに導きたいと願っても、どう伝えたら良いか悩ましいです。教会に連れてくるには敷居が高いように感じます。しかし牧場は家庭のリビングで集まるので、VIPをお誘いしやすいです。VIPが交わりの中で証しされる主に出会える(これを「神体験」と呼びます)ように美味しい食事と良き交わりを持ってお迎えします。

 牧場のもう一つの側面は「弟子作り最前線」であることです。牧場を通してVIPが救われることを期待し願いますが、イエス・キリストを信じ受け入れ、救われることがゴールではありません。救われた魂が力強く信仰を歩みつつ、隣人に仕え、福音を言い広める生き方ができるように手助けする必要があります。それを「弟子作り」と呼びます。牧場は牧場家族一人ひとりが良き主の弟子となることを期待しつつ、隣人と魂の救いに仕える場を提供します。「魂の救いと弟子作り」に励む牧場の働きに共に労していきましょう。