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牧会コラム

#264 礼拝場所探しの方向性を確認します

次なる礼拝場所のための物件探しが始まっています。これから具体的な物件を挙げて話し合っていきますが、やみくもに探すべきではありません。いくつかの基準になる共通の認識が必要であると感じています。先日の信徒会でもお話ししたことですが、改めて確認しておきましょう。

 まずは、最も理想的な物件は現会堂よりもより多くの人々が集える建物と牧師家族の住居が別々に備わったものです。加えて、それなりの駐車場があり、主要道路に面していて見えやすい位置にある物件です。新しい物件の位置は306号線と鈴鹿川に挟まれた地域で、現会堂からは車で10分以内に位置する所が望ましいと考えます。これまで築いてきた関係性を維持しつつ、教会家族の自宅から離れすぎないためです。それでいて手の届きそうな金額の物件が、私たちが求める理想的な物件の基準と捉えることができます。

 問題はどこまで妥協できるかということです。新しい場所が今より狭くなったらどうでしょうか。大通りからは見えない、奥張ったところにある物件でも納得するでしょうか。礼拝場所はあるけれども、牧師宅がない場合はどうしましょう。自分の家から遠ざかってしまっても大丈夫でしょうか。いろんなケースと組み合わせが候補に挙がると思われます。その都度に主に尋ねつつ、それぞれの思いを語り合い、譲歩し、教会全体の「総意」の中に表される主の御旨を探っていくことで、主が備えられた新しい約束の地に向かって進んでいくのです。なので、物件探しは非常に複雑な作業であり、だからこそ丁寧に、でも大胆に進めていくべき事柄なのです。

 難しいことばかり語っているようですが、愛に溢れているいこい共同体なら大きな問題なく次なる礼拝場所を探し当てることができると信じています!